ただし金額も数も伸びるところを留まらない分野がある。それは、ウェブベースのコンシューマー・プロダクトだ。
全体的には2010年には109のベンチャー・ファンドが集まり、116億ドルが集まったので、2007年の215のベンチャーファンド、401億ドルという結果と比較すると、大きな落ち込みだ。
ところが大手のウェブベースのコンシューマー会社を投資先に持つような有数のVCについては、ファンド数、金額とともに増加していて、今年もその傾向は変わらないようだ。
パロアルトに拠点を持つAccel Partnersは、
一方でZyngaとTwitterに投資しているKleiner Perkinsは、10億ドルとの噂。
J.P. Morgan Chaseなどもインターネット系の会社に集中的に投資するファンドを開始するらしい。
すでにフェースブック、グルーポン、Zynga、FourSquareなどに投資実績があるVCが優位にたち、それらのVCにファンドが集まりやすいのは 当然のこと。となると、これから新規に参入しようとするVCは次のフェースブックを探すところからの出発になるが、それにしてもそこまでのファンドが集ま らない。
勝者がどんどん強力になっていく構図のようだ。
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